成功者は休み無しに働いた経験をしている?
こんな話を聞いたことはありませんか?
「成功している人にはある法則がある。
それは、新人時代、休み無しに働いた経験だ。明確な休日がなく、ひたすら働き続けた経験・・・。
その経験をしている人は成功する」
これは、半分当たっていて半分間違っています。
休みなしに働くことが成功の基であるなら、ブラック企業は推進されるべきですよね(笑)
休日も無く、毎日残業して成功できるならブラック企業はほめられるべきです。
しかしながらブラック企業が必ずしも成功者を生み出しているとは限りません。
これはあくまで私の見解ですが、習慣の力をつかっているのではないかと考えています。成功するためには成功するための習慣をみにつけなくてはいけません。
そうなると今まで自分がもっていた非成功者の習慣は取り除かなくてはいけないのです。休み無しに働くとは余計な習慣を入れる暇が無いくらいに仕事で自分の時間を埋めるということです。
まとめると、非成功者の習慣を仕事によって追い出したということになります。
3ヵ月継続できれば、習慣になるといわれています。
そのため、新人の頃に3ヵ月でも仕事で埋めてしまえばスタートダッシュは上出来といえるでしょう。
もちろん、ブラック企業の経営者たちは成功者です。
猛烈に働いた経験がないと起業は出来ないでしょう。
社員の側もいずれ独立したいなら学ぶべきことは多いはずです。
おそらく法令順守の問題が絡んでくることが原因と考えられます。
法令遵守が強調され続けると成功哲学もブラック企業精神と受け取られてしまいます。
残念な話ですが、法令順守は逆に成功者を生み出しにくい体質を作っているのかもしれません。
成功したいなら働くしかありません。
物量に勝るものはありません。
しかしながら、物量にこだわるとブラック企業認定されてしまう・・・。
個人での成功者はそれなりに居るのに「成功者を生み出せる成功者が少ない」のは社会背景に原因があるのでは無いでしょうか。
それにも関わらず「今の若い者には積極性がない!」とか言われてもどっちだよ!って思いませんか?
多くの若者は働きたいと思っています。
私の周りだけかも知れませんが、休憩もなかなか行かない人や、残業になっても取り組む人がいます。
クオリティにこだわり「まだ出来ることがあるはずだ」と遅くまで職場に残っている人もいます。
むしろ、そんな若者に帰るようせがむのは会社の方です。
会社はブラック企業の汚名を背負いたくなくて必死です。
逆に若者は、先輩たちに追いつきたくて必死です。
しかし、ストップを掛けられてフラストレーションがたまってしまう・・・。
個人にも会社にも言いたいことですが、ブラックと言われることを恐れないで欲しいのです。
成功者のマインドを捨ててまで、ホワイトになる必要は有りません。
病気になるほどやらなければいいだけの話です。